コラム Vol.1 リノベーションとリフォーム |
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昨今の社会情勢で問題となっている高齢化・人口の減少により空き家が増加しています。行政でも「空き家バンク」などのさまざまな取り組みをして注目をされるところです。
空き家が増加するとは、需要が減る一方で供給が増え需給のバランスが崩れ、最終的には不動産価格が下落してしまい、社会に対し経済的なダメージを及ぼす恐れがあり生活にも関係してきます。
そんな中近年増加傾向にあるのが、優良な中古物件を上手く活用したライフスタイルの確立。
また、市場には手を加えればまだまだ使えるそんな物件も多く出回っており、金融機関の住宅ローンの種類が増えるなど、物件の購入がしやすくなっています。
そこで今回は、中古物件での暮らしを快適にするために多くの方が検討する「リフォーム」と「リノベーション」について解説していきます。
《リフォームとリノベーションの違いは?》
修繕:劣化した建築物全体又はその部分の性能及び機能を実用上支障のない状態まで回復させること
改修:劣化等した建築物全体又はその部分の性能及び機能を初期の水準以上に向上させること
簡単にすると
古くなった建物を新築同様の状態にすることをリフォーム
既存の建物に新たな価値を持たせることをリノベーション
《リフォームって具体的に何をするの?》
リフォームは、住宅設備やクロス、外壁など、壊れた部分や老朽化した部分など、表面的に見えている部分を新しくし、建物を建設当初の水準まで戻すことがリフォームになります。
リフォームのメリットは、工事費が低く工期も短期間である点です。仮住まいをすることなくできる工事が多く、負担を大きく軽減することができるのが最大のメリットだと言えます。
デメリットは、間取りを変更はないので、動線などライフスタイルに合わせた根本的な改善はされないことと、表面的な部分の工事であるため、強度にかかわる内部の柱や梁などの構造に関わる部分の確認が出来ないことがデメリットと言えます。
《リノベーションって?》
リノベーションは、既存の建物に新たな価値を持たせることを目的としているので、建物的な資産価値とライフスタイルにおける充実を得ることができます。
家族構成が変われば間取りから考え、ライフスタイルに合わせていく必要があります。また、耐震性・耐火性など、安全性についても経年劣化等で弱まった建物の性能を高めることが必要です。
住み慣れた土地・地域からどうしても離れたくないけど建て替えだと費用負担が大きくなってしまって迷っている、また新築用地ではなかなか希望に合う土地が見つかりづらいなど、新築で建物を建てるのにもハードルが高いものです。そこで年数の経ったご自宅、または中古住宅を安く購入し、リノベーションによってその選択肢を広げていくこともできます。
まとめ
選択肢が増えるということは、人生のワクワクする機会が増えるということ。
家族で考え、みんなが幸せだと感じられる空間をみんなで作っていく。
また、まだ使える建物をリノベーションによって生まれ変わらせ住み続けていくことは、個人レベルのSDGsの取り組みの一環として社会貢献の一助になるとも言えるでしょう。
リノベーション専門店マジカルリノベーるはそんなお客様のお手伝いをしてまいります。
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